新製品の開発は、企業が変化する市場に対応するために不可欠な機能である。新製品開発の仕事は四つのステップ、九つの作業に区分できる。(a)「コンセプトづくり」:どういう特徴をもった商品にするのかを探索する作業である。(1)アイデアの創造、(2)アイデア・スクリーニング、(3)商品コンセプトづくり、の三つの内容をもっている。特定の顧客集団にとって、他のものによっては得られない価値を探す仕事である。(b)「戦略検討」:(4)事業として成り立つか、(5)どういう戦略を採用すべきか、の検討である。(c)「試作と生産」:(6)具体的に商品を形にする。(7)商品テストを重ねる。(8)商品生産を始める。(d)「市場導入」:(9)新商品を実際に市場に導入する。現代社会は以前とは比べものにならないほど商品の寿命が短くなった。継続的な商品開発力が求められている。