企業活動の最前線、営業組織を多様な情報で武装することによって、得意先に対する提案営業の質とスピードを高めようとする戦略。この運動の草分け的リーダー、G.S.ピーターセンは『SFA・顧客志向の営業革新』(東洋経済新報社、1998年)の中で、「顧客に焦点を当て、むだを省き、スピードを短縮し、高い顧客満足と市場での競争力を獲得するシステム」と説明している。花王、P&G、ユニ・チャーム、味の素、カルビー、キユーピー、ハーレーダビッドソンジャパンなどが有名。なお、商品ラインをトマトと野菜にしぼってブランド価値提言を推進しているカゴメの場合、SFAはカゴメディアと呼ばれる全社統合システムの一部として構築されている。このシステムの稼働で、得意先に最適かつ最先端の提案がスピーディーに行えるようになったと報告されている。