MDはマーチャンダイジング(商品計画)の略。具体的には、流通業者の商品の品ぞろえのこと。すべてのチェーン店の本部は、経常的にMD研究を行っている。その中で今、特に有名なのが、コープさっぽろ、大見英明理事長が、開発・展開・リードしているMD研究会である。生活協同組合コープさっぽろは、1998年、体質の弱さと競争の激しさの中で経営危機に陥った。その中で、各店舗の状況を、一挙に取引先に情報開示することを決定した。取引先の不安を取り除き、特別の協力を要請するためである。旧来の商談を超えて、メーカーの全ノウハウを導入し、協働を推進するためである。このMD研究会の中から、素晴らしい成果が生まれるようになっている。