世代は生まれた時期が同じ、したがって歴史的な体験が共通の集団である。ライフステージは人生の時期的な区分で、個人についても家庭についても問題にされるテーマ。家庭、つまりファミリー・ライフステージは結婚して子供が生まれ、小学校に入るまでの家族形成期、子供が成長し、長子が独立するまでの家族成長期、すべての子供が独立して、再び夫婦だけに戻ってから後の成熟期、隠退期などに区分できる。ファミリー消費は、世代とステージで追求しなければならない。例えば、団塊の世代(1947~51年生まれ)はいま家族成熟期から隠退期を通過しており、新人類世代(1960~64年生まれ)は家族形成期に特有の消費を行っている。