経済的に特別に豊かな層。基準をどこに設定するかで大きさは異なる。富裕層分析に詳しいアブラハムマーケティングは、「金融資産1億円を超える層」と規定している。その場合、日本で約131万人、総人口の1%となる。先祖からの資産を受け継いだ人、大企業経営者、医者、弁護士などの高所得専門職、それに芸能人、プロスポーツ選手、さらに、一部のIT企業の成功者によって構成されている。消費の面で、高額の商品・サービスの購入者になっているほか、資産運用の面で主役を果たしている。富裕層の経済支配力が拡大し続けている一方、低所得層の比重も増大している。格差社会化が進行していることになる。