ウェブサイト上に設置された募金ボタンをクリックすることで寄付できる仕組み。スポンサー企業がクリックした人(寄付者)に代わって寄付金を支払うので、寄付者に請求書が届いたり、寄付者の口座から金額が引き落とされたりすることはない。多くの場合、1クリックあたり1円の寄付となり、1人1日に1クリックだけ参加できる。寄付の仕組みが極めて単純ということもあり、「ワンクリック募金」とも呼ばれている。募金方法と聞いて真っ先に思い浮かぶのは募金箱だが、インターネットを用いた「クリック募金」が着実に伸びている。日本ファンドレイジング協会の「寄付白書2010」によると、1回でも経験のある募金方法として、最も多いのは募金箱の53.1%。続いて、街頭募金(32.2%)とポイント還元(14.8%)。クリック募金は14.7%で第4位に位置している。この数値は、ダイヤル募金(6.0%)や寄付付き商品(7.5%)の値を大きく上回っている。日本では2000年にディ・エフ・エフがクリック募金サイト「クリックで救える命がある。」をスタートさせている。