広告費の15~20%を占めるコミッション(媒体手数料)によって、消費者調査から制作までの“総合的サービス”を提供する方式。大手広告代理店は、テレビ広告費の増大につれ巨額になったコミッションで政治・経済・文化まで仕切る力を手に入れてきた。なお同方式の修正型として、広告費が大きくなるとコミッションの率が減少するリデュースド・コミッション方式、事前に設定した費用水準の変動によってコミッションの率を変えるスライドスケール・コミッション方式がある。他にネット広告の第三の課金方式として始まった成果報酬方式(アフィリエイト・システム)や、広告代理店を介さず広告主が企業間(BtoB)取引用仮想市場のネット・オークションでテレビ広告枠等を購入する広告枠オークション方式(frame auction system)もある。