世界の長期エネルギー需給見通しを定期的に公表している代表的な機関としては国際エネルギー機関(IEA International Energy Agency)、アメリカエネルギー省(DOE Department of Energy)がある。いずれも、20~30年程度を射程とした、世界経済やエネルギー価格などの前提の下での予測である。IEAの見通し(World Energy Outlook)では、隔年で世界の各地域別の包括的な予測が発表され、翌年にはそのアップデートと特定のテーマについての特集が組まれるのが慣例となっている。