ビルや工場などを対象に、省エネルギーに関する診断、方策の提案、導入設備の施工・保守・管理などの包括的なサービスを行う事業。アメリカで1970年代に確立されたビジネスモデルであり、日本でも90年代後半から導入されている。通常の省エネルギー改修工事と異なり、事業者が省エネルギー量を保証するパフォーマンス契約を顧客と結ぶ点に特徴がある。パフォーマンス契約には、顧客が資金を調達するギャランティード・セイビングス契約と、事業者が調達するシェアード・セイビングス契約の2種類がある。99年に、関係各社によりESCO推進協議会が設立され、事業の普及や啓発と市場開拓が進められている。