電気給湯器の最新方式で、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ式電気給湯器の通称。主に割安な夜間の電気を使ってお湯を沸かし、タンクにためた上で給湯を行う。圧縮機で空気を圧縮するなどの方法で空気中の熱をくみ上げるヒートポンプ技術により、使用する電気の3倍以上の熱エネルギーを得ることができる。2001年の実用化以降、市場は拡大し、13年10月には家庭向けの累計出荷台数が400万台を超えた。従来型の燃焼式湯沸かし器やヒーター式電気給湯器(電気温水器)と比較して高効率なので、エネルギー消費削減対策の一つとして期待されている。機器価格の低減や、寒冷地や集合住宅用の製品開発などが、本格普及に向けた課題となっている。