雷や設備の故障などにより電気の供給が停止することがあり、この停電(供給支障)がどの程度起こったのかという観点から評価したものを電力系統の供給信頼度と呼ぶ。停電には、大きさや継続時間などさまざまな属性があるため、供給信頼度を定量的に表現するには、需要家1軒当たりの年間停電回数や事故停電時間などさまざまな指標が用いられる。日本の年間事故停電時間は、台風などの災害を除いて十数分であり、諸外国と比べてかなり短い。その他に供給者側からみた供給信頼度もあり、供給予備率(〔電源の供給力-最大需要〕÷最大需要)や電力不足確率など需要が供給力を上回る確率で表現される。