互いに複雑に絡み合う次世代のエネルギー・情報インフラ、交通システムなど、さまざまな公共ネットワークシステムを融合し、全国的規模の電力供給システムと協調しながらも、当該地域における大幅な省エネルギーや低炭素エネルギー供給、生活の快適性向上を実現する社会インフラの総称。このインフラだけではなく、それを構築するコンセプトも合わせて呼ぶこともある。エネルギーインフラの観点では、太陽光発電や電気自動車、ヒートポンプ技術などの普及が進み、その影響は人々のライフスタイルや交通システムにも波及すると見込まれる。情報インフラの観点では、情報ネットワークの世界が携帯電話や家電機器、太陽光発電、自動車にも広がり、エネルギー機器と情報ネットワークの融合が実現する。さらに交通システムの観点では、蓄電技術をコアにエネルギーと交通が融合し、ITS(高度道路交通システム)などの情報システムによる交通管理も進化することが期待される。