大規模電源のトラブルや夏季の電力需要ピークなどにより電力需給のひっ迫が予想される際に、需給バランスの維持や負荷平準化を目的として、電気事業者と需要家が締結する契約。主に一般電気事業者が、電力需給のひっ迫時に契約需要家に対し電力使用の抑制・削減を要請することで、電力需給調整が可能となる。これと引き換えに、契約需要家は通常電力料金の割引や、調整が実施された場合に実施割引を受けられる。需給調整契約の種類としては、需給のひっ迫時に一般電気事業者が契約需要家へ事前に通告することで電力使用を調整できる随時調整契約や、計画的に重負荷時間帯から軽負荷時間帯に電力使用をシフトさせる計画調整契約などがある。