再生可能エネルギーの一つである地熱エネルギーを用いて行う発電。蒸気井(地中から蒸気を取り出すための深い井戸)から得られた蒸気をそのまま用いるドライスチーム方式、蒸気井から得られた蒸気に含まれる熱水を分離して用いるフラッシュサイクル方式、熱水で水よりも沸点の低い媒体を沸騰させるバイナリーサイクル方式の3つの方式がある。日本では、1966年に岩手県の松川地熱発電所が運転を開始して以降、18地点に発電所が建設されている。開発ポテンシャルは高いとされながらも、開発リスクの高さや、自然公園法や温泉法による規制、関係者との調整の問題等から、新規立地は進んでいない状況にある。