デベロッパー(開発業者)のもとに計画的に開発された小売業、飲食業、サービス業などの集団的施設(商業集積)のこと。統一的管理のもとで共同活動し、ワンストップショッピング機能を果たすとともに、ショッピング以外の機能も組み合わせたコミュニティー施設として、都市機能の一端を担っている。ショッピングセンターの規模や形態、立地はさまざまだが、百貨店や大型スーパーなどを核にし、テナント数50~130店規模のリージョナル型SC(広域型SC RSC regional shopping center)が増加する一方、食品スーパーやドラッグストアを核に、雑貨店、書店・飲食店など地域密着型のテナントが数店舗程度付随した小規模なネイバーフッド型SC(近隣型SC NSC neighborhood shopping center)の開設も進んでいる。また複数の百貨店や大型スーパー、各種専門店や飲食店のほかにシネコン(シネマコンプレックス)やゲームセンター、スポーツセンターなどのアミューズメント施設、金融機関、役所の窓口サービスなどの公共的機能も備えた大規模複合タイプの開発も相次ぎ、東京ディズニーリゾートに隣接し、娯楽性を重視した体験型のショッピングセンターであるイクスピアリや、多様な飲食サービスや温浴施設を併設した東京ドームシティのように、物販機能以上に娯楽性を強化した新しいタイプも登場している。