東京・原宿の同潤会青山アパート跡に、建築家・安藤忠雄氏を総合プロデューサーとして、足かけ8年、総事業費189億円をかけて開発された再開発型の複合商業集積。住居と店舗(ブティック)、ギャラリーが同居していた同潤会アパートの中庭を再現した地下3階のフリースペース、表参道のケヤキ並木と高さをそろえた建物、傾斜角度を同じにしたスパイラルスロープなどの設計・構造面での革新性とともに、「アートの発信」をキーワードに個性的なテナントを誘致することで創造都市(creative city 芸術家やクリエイターたちの力を借りて都市と市民の活力を引き出そうとするまちづくり)をめざした、新しいタイプの都市施設として注目を集めている。