安心、安全、環境保全などの観点から、有機農産物や自然食品、無農薬・減農薬野菜などを主体に品ぞろえしたスーパーマーケット。生産者や生産過程が明確で、品質や安全性を保証するために、仕入れの中心は地元の農畜産家である地産地消(地元で生産されたものを地元で消費すること)型の小売業。アメリカ最大のオーガニックスーパーチェーンのホールフーズ・マーケットでは、近隣の大規模農場と直接契約、仕入れた高品質な肉や野菜、乳製品などだけでなく、各種のサプリメントや総菜類を豊富に品ぞろえし、料理教室の開催やコンサルテーションセールスにも力を入れながら、身体によく、おいしい食べ物を求める都市の消費者を対象に業績を拡大している。日本でも、都市型スーパーや産直通販、生協(消費生活協同組合)、デパ地下(百貨店の地下食品売場)などに、オーガニックスーパータイプのものが出てきている。