商品や会社、ブランドなどの中身について明らかにせず、情報を小出しにしながら、消費者の好奇心に訴え、期待感をあおる広告手法。じらし広告。新製品だけでなく、「ハリー・ポッター」のようなシリーズもの、任天堂のニンテンドーDS、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーションなどのような人気ブランドのニューモデルにも多く採用されている。長期にわたって買い手の心を引きつけておくために、複数のメディアを組み合わせる手法が一般的。最近の傾向はテレビや雑誌、新聞などのマスメディア広告や屋外広告で一部の情報を示すことで興味をかりたて、その後、ウェブサイトに誘導して露出する情報を毎日少しずつ増やし、徐々に全容を明らかにしていくというやり方である。マニアックな関心を引くためには、人気のあるブログを通じて情報発信したり、有名人にテレビ番組で発言させるなど、広告塔的な役割を演じさせることもある。映画や商業施設の広告にも使われる。