衣料品専門店チェーン最大手のしまむらが中国からの輸入品の取引・物流に採用している形態。取引先の卸売業が検品から値札付け、店別仕分け、梱包までを中国で終わらせ、コンテナごとしまむらの物流センターに納品する。しまむらのセンターに到着したコンテナの荷物は自動的に店別に仕分けされ、その日のうちに小型トラックに積み替えられて各店に届けられる仕組み。直流に応じた卸には、削減した物流コストの一部が利益として分配される。直流方式を使わない場合、卸は地域別に納品することになり、物流コスト負担が増すことになる。近い将来、直流比率50%超に高める意向だが、卸をバッファーとして活用してきたメーカー側の抵抗も強く、転換にはまだ時間がかかると見られている。