超高級ブランド(ラグジュアリーブランド)よりも値ごろな価格の、「手の届く高級ブランド」。背伸びをせずに高級ブランドを楽しみたいという20~30歳代女性を主要ターゲットとし、多様な品ぞろえ、季節ごとに斬新なデザインの新モデルを打ち出すことで売上増を図る。アメリカのコーチが先鞭をつけ、のちにLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)が素材はヨーロッパ製だが、生産加工は中国製にすることでコストダウンした製品で参入した。バーバリーのブルーレーベルやブラックレーベルもこの一例。ヨーロッパのブランドよりもコール・ハーンやケイト・スペードなどのアメリカのブランドが積極的で、国内ではバッグ、アクセサリー分野でサマンサ・タバサのような新しいブランドが育っている。