FSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)と呼ばれる販売促進策の一つで、商品やサービスの購入(利用)金額に応じてポイントが加算され、割引やキャッシュバック、景品などの特典が受けられるカードやシステムのこと。ハウスカード(自社の顧客に発行し、自社グループ内のみ通用するカード)にポイントサービスを付加しているカードが多い。インセンティブ(誘因)効果を高め、顧客の固定化を図るために、購入頻度や金額の多い顧客ほど、ポイント率や割引率が高く設定されたり、特別なサービスが提供されるのが一般的。販売促進(販促)効果は大きいものの、導入や維持のコスト負担が大きいという問題点がある。購買履歴の情報に、性別、年齢、家族構成、趣味嗜好、ライフスタイルなどの諸データを加味し、多様な切り口から分類・分析し、マーケティングに活用するためのデータベース戦略が重要であり、分析結果は品ぞろえやサービス、販売促進などに反映させるだけでなく、個々の顧客との関係を強化するワン・ツー・ワン・マーケティングに活用することが目標とされる。