新薬特許の有効期間が切れた後に発売される同成分の医薬品で、効能や効果、用法などが同等なもの。ジェネリック医薬品。多額の研究開発費が不要なため、価格は新薬の3~7割と安いが、欧米に比べて日本では普及率が低い。後発医薬品による薬剤費の削減効果は年間1兆1300億円超と試算されており、政府は利用促進策として、2006年4月から処方箋の形式を、後発医薬品を利用しやすい形式に変更するとともに、処方した医療機関や調剤薬局に対しては診療報酬を上乗せすることにしている。ノーブランドを意味するジェネリックブランドの名称は、ここから来ている。