処方箋調剤薬、一般薬(OTC over-the-counter)、化粧品、トイレタリー用品などを販売する大型小売業。アメリカではウォルグリーンやライトエイドが代表例で、販売額に占める調剤薬の割合は5割を超える。日本では病院の門前薬局が調剤薬を扱うことが多いので、ドラッグストアの品揃えはOTCと化粧品が中心で、調剤薬の比率は低い。また大規模な全国チェーンがリードするアメリカと違い、日本のドラッグストアは最大手でもローカルチェーンの域にとどまっていたが、2007年以降、M&Aや連携によって全国チェーン化が進んでいる。大手各社は調剤薬の需要増に対応して、薬剤師の大量採用など調剤部門の充実強化に取り組んでいる。