食や料理をテーマとした娯楽施設。単一メニューのバリエーションを一堂に集めることで人々をひきつける。皮切りは1994年開業の新横浜ラーメン博物館。清水すしミュージアム、横濱カレーミュージアム、小樽運河食堂、福岡のラーメンスタジアム、池袋サンシャイン・ナンジャタウン内の餃子スタジアムやアイスクリームシティなどがある。比較的低単価で大衆的な、B級グルメの単一メニューが基本なので、初期投資額は数億円程度と一般的なテーマパークのような大規模な投資や設備を必要としない割に、年間入園者数百万~百数十万人と集客力があり、高利益が見込めることから、デフレ不況時代のショッピングセンターの活性化策として期待された。料理代金のほかに入場料を払っても来たいと思わせるためにはメニューのバラエティー、話題性があり来店客を飽きさせないための演出やアトラクションの工夫が必要となる。