メーカーが季節外商品や旧型製品、難あり商品や売れ残り品などの処分を目的として運営する直営店であるアウトレットが多数集積したディスカウントショッピングセンター。パワーセンターともよばれる。流行やニーズの変化が激しい分野でブランドや店舗のイメージを損なうことなく在庫品を処分するための施設であり、メーカーが運営するファクトリーアウトレットのほかに、百貨店や専門店などが運営するリテールアウトレットも含まれる。アメリカではシカゴのガーニーミルズのように132万平方メートルの敷地に1万数千台収容の駐車場を備え、商圏人口は400万人を超えるという超大規模なものも少なくない。日本ではバブル経済終息後の価格破壊の時期に登場し、1990年代後半に増加した。御殿場プレミアムアウトレットモールや軽井沢プリンスショッピングプラザのような観光地型とリズム(埼玉)やガーデンウォーク幕張のように都市近郊立地で地域のリピーター獲得に重点を置いたものに二分される。なおオフプライスストアとは一般にブランド品、とくにファッション製品を低価格販売する店であるが、日本ではアウトレットに含めることが多い。