会員制の低価格小売業。施設設備やオペレーションコストを極力抑えた倉庫型の店舗で取扱品目を絞り込み、簡易包装、ケース単位での陳列と大量売り、各種サービスの省略などによってローコスト化を徹底し、低価格を実現している。中小小売店・飲食店の業務需要に対応し、現金で販売する卸売業の一形態(キャッシュ&キャリー 現金問屋)が小売業として発展した。アメリカでは1970年代に登場し、80年代後半から90年代初頭にかけて日用雑貨からアパレル、食品までを扱う総合店へと成長した。コストコやウォルマートのサムズ・クラブが代表例。ヨーロッパではドイツで卸売業として成長したメトロが代表例。