アニメ、映画、絵本、テレビゲームなどに登場するキャラクターの知名度や人気を、商品やサービスの販売促進、企業イメージアップのために利用するビジネス。ミッキーマウスをはじめとするディズニー・キャラクターや「ピーナッツ」のスヌーピーのように、性別や年齢を超え幅広く継続的に支持されているキャラクターの関連商品は、不況にもかかわらず売り上げを拡大している。また任天堂のポケット・モンスター(ポケモン)は海外でも人気を集め関連商品がヒットしている。これまでは子供向けで短いブームに便乗して集中的に商品化する一過性のビジネスが多かったが、キャラクターの版権を保有するライセンサーが中心となり、ライセンシー(版権使用者)と共同でキャラクターの育成と関連商品のブランド化を進め、ロングセラーをめざす動きが活発になっている。サンリオのハローキティは物語性を付加しながら大型ブランド化を進め、ピューロランドというテーマパークビジネスにまで拡大している。