店頭において、商品を、従来のメーカーが個別に設定した基準で分類し単品で管理するのでなく、消費者の立場に立ってカテゴリーを分類・設定し、カテゴリー単位で管理する方法。消費者の購買行動に基づいて、店頭構成を体系的に扱うために、カテゴリーを小売りにおける戦略ユニットとしてとらえ、カテゴリー単位で店頭を構成し、カテゴリー単位に損益を計算する。各カテゴリーの特性に留意し、カテゴリーの組み合わせを工夫することで店舗の特色を出すと同時に、業績を向上させることも可能になる。カテゴリー・マネジメントの導入は、小売業にとって組織の改編も意味し、メーカー別のバイヤー(マーチャンダイザー)型の組織から、カテゴリー・マネジメント型の組織への転換が必要になる。