通信販売、訪問販売、生協共同購入、自動販売機などのように店舗施設を用いないで、商品・サービスを提供する販売形態(無店舗販売)。通信販売は、郵便やマスメディアにより商品情報を提供し、電話、ファクス、はがきなどで受注して商品を配送するものだが、カタログで商品を紹介するカタログ販売が中核をなしている。訪問販売は販売員が一般家庭や職場を訪問して商品を売り込むもの。詐欺まがいの訪問販売業者が社会問題となり、消費者保護対策としてクーリングオフの制度が設けられている。これらの無店舗販売は、欧米では、通信・輸送手段の発達とともに早くから販売チャンネルの一つとして確立された。