複数の仕入先からの入庫貨物を物流センターに長時間滞留させることがないように、入庫から速やかに複数の配送先に出荷されるように交差・仕分けすること、またはそのための手法。多くの仕入先が各店舗やそれぞれの出荷先に個別に配送するのであれば、荷受けの時間や手間、配送車両の台数が多くなるだけでなく、必要なときに入荷したり出荷することは難しくなる。これらの課題を解決するために考え出されたのがクロス・ドッキングであるが、実現には発注やその入庫予定、出荷先からの配送オーダーなどの各種データを迅速かつ正確に把握する情報システムや高度な貨物の仕分け管理技術が必要とされる。