英語のwhite goodsを日本語にした家電製品分野の用語で、冷蔵庫や洗濯機、エアコン、掃除機、炊飯器のように日常的な家事を合理化し、生活を快適にするためのものをさす。白物家電。清潔感を表す白色の製品が多かったことからこう呼ぶようになった。ほとんどの白物は飽和状態にあり、また機能面でも成熟化しているために、買い替え需要しか望めない分野だと考えられてきたが、2000年以降、ドラム式洗濯・乾燥機やサイクロン式掃除機、自動掃除機能付きエアコン、光触媒殺菌機能付き冷蔵庫など、高付加価値化・高機能化が進み、またデザイン面での改良が進んだことから、国内市場(出荷金額)は2兆円前後と安定的に推移している。高品質と値ごろな価格から、日本製品は海外市場でも中核的な位置を占めている。