立体的な形状(三次元の形状)に対して認められる商標で、1996年の商標法改正によって97年4月から特許庁に登録できるようになった。商品や商品の包装そのものを形状としたり、サービス提供のための店舗や設備に設置することによって使用され、他と区別するための標識としての機能を果たす。一般の平面商標と同じく、日本国内だけでなく世界各国の法律や国際条約によって保護される。不二家のペコちゃん・ポコちゃん人形や、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネル・サンダース人形のような看板的なもののほかに、菓子の「ひよこ」やコカ・コーラの瓶などが立体商標の代表例。