レストランや観光のためのガイドブックで、1900年にフランスで生まれた。タイヤ会社のミシュランが製品の宣伝をかねて自動車旅行者に有益な情報を提供するためのガイドブックとして無料配布したのが始まり。レッドガイドと呼ばれるホテル・レストランガイドがつとに有名である。これは専属社員が飲食店を覆面調査し、星の数で評価する。長くフランスを中心にヨーロッパで親しまれてきたが、ここ数年はアメリカや日本など新地域に次々に進出して事業規模を拡大し始めた。2007年11月に発売した初めての東京編が成功を収めたことで、アジアでの攻勢を強める方針。ほかにグリーンガイドと呼ばれる観光ガイドブックがある。