インターネット時代の著作権運用ルールで、創造的な作品に柔軟な著作権を定義するライセンスシステムの提供をめざして、アメリカ・スタンフォード大学のローレンス・レッシグ教授が提唱した。「著作権を守りつつ共有モデルを融合する」もので、音楽や映像の著作者は権利を放棄せずに、「著作者名や出典を表示すれば利用可」、「表示不要、商業利用は不可」、「原著の意味を大きく変更するのでなければ改良利用可」など、自由に流通ルールを定めて公開・伝播できるとするもの。ルールの制定と普及をめざすNPOが約40カ国で活動している。著作権者が普及団体のホームページ上で条件を選ぶと、作品を収めた電子ファイルにクリエイティブコモンズの頭文字をとったCCマークと、各設定条件を表すマークをネット経由で付けられる。