見る人を脱力させるような癒し系の「ゆるい(マスコット)キャラクター」のことで、名産品紹介や各種地域イベントなど、地域おこしのために各種団体や地域企業が使用するもののこと。もともとは平城遷都1300年祭のマスコットキャラクターのせんとくんや、築城400年を迎えた彦根城の記念イベント「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターとして登場したひこにゃんのように、国や地方公共団体、その他の公共機関などのマスコットキャラクターで着ぐるみ化されているものを指していたが、各種のノベルティーグッズや特産品の包装紙などに印刷されるようにもなって、広く使われるようになった。特に彦根藩に縁(ゆかり)ある1匹の白猫をモデルとし、戦国武士の兜(かぶと)をかぶり、3等身で直立二足歩行をする猫をデフォルメしたひこにゃんは、全国規模で人気を博し、イベント終了後も引き続き地域振興のシンボルとしてだけでなく、全国170のゆるキャラが集結した「ゆるキャラ祭りin彦根2010」のリーダー役を果たした。