核兵器はその射程を基準に三つに分けられ、5500km以上のものは戦略核兵器と呼ばれ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、爆撃機の3本柱で構成され、米ソ/米ロ両国間で直接使用される。射程が500~5500kmの核兵器は戦域核兵器と呼ばれ、旧ソ連と西ヨーロッパ間のものは中距離核戦力条約(INF条約)で規制された。核砲弾、核爆弾、短距離ミサイルなど射程500km以下のものは、隣接国家間で使用されるもので戦術核兵器と呼ばれている。戦域核兵器と戦術核兵器を含めて、非戦略核兵器と呼ばれている。