アメリカと旧ソ連/ロシア間の戦略核兵器の削減に関する条約。1991年7月に署名されたSTART1条約は、それぞれの戦略核弾頭数を7年間で6000に半減することを規定し、94年12月に発効し、2001年12月までに実施された。戦略核弾頭を03年1月(後に07年12月に延期)までに3000~3500にまで削減するSTART2条約が1993年1月に署名されたが発効していない。START1条約が2009年12月5日に失効するので、アメリカのオバマ大統領とロシアのメドベージェフ大統領は09年4月に、新たな条約を年内に作成することに合意し交渉が開始されたが、条約失効日までに新しい条約は締結されず、START1条約は失効した。