平和利用のウラン濃縮とプルトニウム抽出が核兵器に転用される危険を防止するため、燃料供給を保証しながら、それらの活動を国際管理の下で実施するもの。2003年10月に国際原子力機関(IAEA)事務局長エルバラダイが主張し、その諮問委員会が05年3月に報告書を提出した。06年1月ロシアは核燃料サイクルサービスを行う多国間センターの設置を提案し、2月にアメリカは「グローバル原子力パートナーシップ(GNEP)」を発表し、6月に西側6カ国が、濃縮・再処理を放棄した国に対する核燃料供給保証を行うことを提案し、日本も9月に「核燃料供給IAEA待機制度」を提案し、議論が継続されている。アメリカのオバマ政権ではGNEPは放棄されている。