湯川秀樹など知識人7人によって1955年に発足した平和問題に関する意識表明の会。提唱者は、世界連邦建設同盟理事長で平凡社社長(いずれも当時)の下中弥三郎。初代委員 は、二人の他、植村環、茅誠司、上代たの、平塚らいてう、前田多門。その後、メンバーの死去などによる委員の交代で、川端康成、朝永振一郎、井上靖、平山郁夫、井上ひさし、小柴昌俊などが名を連ねた。創立50周年の05年11月には、戦力不保持などの現行憲法の理念と原則を守ることを求めるアピールを出した。14年6月には、集団的自衛権の武力行使容認の閣議決定への反対を、7月には、九州電力川内原子力発電所1・2号炉について再稼働の条件は整っていないとのアピールを出している。15年3月現在の委員は、武者小路公秀、土山秀夫、大石芳野、小沼通二、池内了、池辺晋一郎、高村薫。