国連は、1995年1月から2004年12月までの10年間を「人権教育の国連10年」に指定して、国際的レベルでの人権教育の促進と充実に努めた。04年12月、国連総会は、05年1月から「人権教育のための世界計画」を発足させることを決定し、07年12月までの3年間(その後さらに2年延長)をその第1段階として、初等・中等教育における人権教育の促進に当てた。また10年に始まる第2段階では、大学などの高等教育機関や公務員、警察官、兵士などへの人権教育に力を入れることになった。これらに基づき、国連人権高等弁務官事務所とユネスコが協力して行動計画を立案し、実施する。