女性の地位向上部(DAW)、国際婦人調査訓練研修所(INSTRAW)、ジェンダー問題事務総長特別顧問室(OSAGI)、国連女性開発基金(UNIFEM)という4つのジェンダー関係の国連組織を統合して2011年1月に発足した国連機関で、正式名称は「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関」(United Nations Entity for Gender Equality and the Empowerment of Women)。女性の地位委員会(CSW)等のジェンダー関連国連機関のサポート、ジェンダー問題に関する国連加盟国への支援、国連システム内における責任強化によるジェンダー平等と女性エンパワーメントの推進、などを目的とする。初代事務局長はミシェル・バチェレ元チリ大統領。13年8月、プムジレ・ムランボ・ヌクカ元南アフリカ副大統領が第2代事務局長に就任した。同機関の活動が効率的・効果的に実施されるよう監督する執行理事会は、経済社会理事会が3年の任期で選出する41の理事国から構成され、日本は初代理事国となった。