GPSと地形追随装置を搭載することによって、発射から目標まで地形を判別しながら地表と並行に飛行する精密誘導ミサイルの総称。イラク戦争では、約750発が使用された。代表的なCMは、1970年代中期に実用化された米海軍のSLCMトマホーク。トマホークは、核弾頭搭載型、通常弾頭搭載型、艦船攻撃用(通常弾頭で射程480キロ)、対地攻撃用(核弾頭で射程2500キロ、通常弾頭で射程1300キロ)がある。湾岸戦争以降、通常型対地攻撃用が多用されている。トマホークは、遠距離からの精密な攻撃が可能なため、発射母体や兵員を損失することなく目標を打撃できる。しかしながら、飛行速度が遅く、移動目標に対する打撃効果は期待できない。