普段は現役任務に就いていないが、招集があれば現役任務に就く軍人で構成されている部隊。自衛隊では、陸・海・空予備自衛官(約5万5000人、訓練期間年間30日以内)で構成される部隊で、主として警備任務や後方支援任務に就く。米軍の場合、(1)有事・平時とも大統領が指揮する陸・海・空軍・海兵隊・沿岸警備隊予備と、(2)有事は大統領、平時は州知事が指揮する陸・空軍州兵(National Guard)があり、兵力は約90万人。ただし現役任務に就く義務期間は最大270日。自衛隊と異なり、現役部隊と予備役部隊は同じ任務を遂行できるように制度化され、訓練されている。予備役部隊による戦闘部隊(陸軍全戦闘部隊の54%)や戦闘機部隊(空軍全戦闘機部隊の34%)が存在する。訓練期間は年間15連続日と月1回の週末。年平均100日間、現役任務に就いている。