1956年の第8回共産党大会で総書記のポストが復活したが、当時は党主席、党中央の指導下で日常業務を処理する書記局の中の最重要ポストであった。82年の第12回党大会でそれまでの党最高ポストであった党主席が廃止されて以来、党の最高責任ポストを指すようになる。しかし、82年から97年まではそのポストに胡耀邦、趙紫陽、江沢民が就き、最高実力者であったトウ小平は総書記、国家主席ともに就任しなかったため、総書記のポストも従来の党主席に比べてやや軽い印象を与えた。しかしトウ小平死後、最高実力者江沢民、次いで胡錦濤が就任し、国家主席・中央軍事委員会主席も兼ねるようになり総書記の重みは増している。