中華人民共和国建国以来、毛沢東ら第1世代、トウ小平ら第2世代、江沢民ら第3世代、胡錦濤ら第4世代、習近平ら第5世代に続き、その次の世代の中央指導者候補群のことを指す。彼らは50歳前後の指導者で、注目を集めているのは10年後のポスト習近平の地位を争うことになる人たちだからである。第6世代を代表する若手指導者としては、孫政才重慶市党書記、胡春華広東省党書記がいる。他の第6世代候補者として、周強湖南省党書記、陸昊共青団第1書記らの名が上がるが、孫政才と胡春華は2012年11月、中国共産党第18回全国代表大会で政治局員に選出され、他を一歩リードした形になっている。孫政才は農学博士号を持ち農業問題に詳しく、06年12月に農業部長に就任。09年11月、吉林省党書記に登用された後、12年に現職に就いた。胡春華はチベット自治区の共青団幹部時代に胡錦濤総書記に登用され出世コースに乗り、李克強の後継者として共青団派の本流を歩んでいる。