2015年8月17日に、タイの首都バンコクの中心街にある観光名所「エラワン廟」で発生した爆弾テロ事件。仕掛けられていた爆弾が爆発し、通行人など20人が死亡、125人が重軽傷を負う大惨事となった。翌18日にも同市のボート乗り場近くの橋から手投げ弾らしき爆発物が投げられて爆発したが、負傷者はなかった。警察は市内のアパートで、28歳の男を実行犯として逮捕。トルコの偽造パスポートを持っていたという。同年9月1日にも、カンボジア国境付近で別の容疑者が逮捕された。警察は17人の逮捕状を取ったが、他の容疑者は逃走中。逮捕された容疑者は中国・新疆ウイグル自治区出身との情報もあり、タイ政府がタイに密入国したウイグル族を中国に強制送還したことへの報復という見方もある。