同時多発テロ事件を受けてテロ対策強化のため、沿岸警備隊、シークレット・サービス、移民帰化局など連邦政府の22のテロ関係部局を統合して2003年1月に発足した、職員17万人、年間予算規模約400億ドルの巨大官庁。(1)国境警備・運輸安全、(2)緊急事態への準備・対応、(3)科学技術、(4)情報分析・社会基盤防御の4分野を管轄する。国土安保省はテロ発生危険度として厳戒(severe)、高い危険(high)、相当な危険(elevated)、警戒(guarded)、低い危険(low)の5段階を高い順に赤、オレンジ、黄、青、緑に分けて表示している。これまで「オレンジ」が最高で「赤」の表示が出たことはない。