2008年3月2日のロシア大統領選で当選し、同年5月7日に正式就任した。1965年9月14日、レニングラード(現サンクトペテルブルク)生まれ。当選・就任時に42歳。レニングラード国立大学法学部卒。母校で教職に就いたあと、当時サンクトペテルブルク第1副市長であったプーチンと知り合い、その後一貫してプーチンの部下として行動を共にする。大統領府長官、第1副首相のあと、2007年12月、プーチン大統領によって正式に後継者としての指名を受けた。旧KGB勤務者を中心とする「シロビキ(武闘派)」と関係をもたないために「シビリキ(civiliki 市民派)」とあだ名されるが、必ずしもリベラルな思想の持ち主とはいえない。08年5月から4年間大統領を務めた後、メドベージェフはプーチンと役割を交換して、12年5月以降はプーチン大統領下でロシア首相に就任する予定だが、はたして彼がどのくらい長く首相の座にとどまりうるかは、ひとえにプーチン新大統領の胸三寸にかかっているといえよう。