プーチンは大統領就任直後である2012年5月7日午後、国家会議(下院)に対してメドベージェフ前大統領の首相就任を提案。翌8日に下院の賛成多数によって承認された。5月中に提示された新内閣名簿のうち、首相を除く28閣僚の約3分の2(18人)を占めた新任者には、大統領任期中からのメドベージェフ側近が目立った。また、副首相級7人中5人と外相・財務相・国防相といった重要閣僚は留任となった。一方、大統領府幹部15人のうち9人がプーチン時代の閣僚や政府官房からの異動であり、人事面でもプーチンとメドベージェフの人脈の入れ替わりが目立った。首相就任に伴い、メドベージェフはプーチンに代わって与党「統一ロシア」党首にも就任。