アメリカとポーランドが2010年7月3日、中距離ミサイル攻撃に対応する新ミサイル防衛(MD)システム配備で合意したこと。アメリカのオバマ政権は、ブッシュ前政権が進めていた東欧での大規模なMD計画をロシアに配慮して見直し、これに代わってポーランドに15年から18年の間に地上配備型迎撃ミサイル「SM3」を配備する。ポーランドはロシア側の査察受け入れを約束、アメリカ側も「(MD配備は)純粋に防衛目的だ」とロシアの懸念に配慮している。すでにアメリカはポーランド北東部に地対空迎撃ミサイル「パトリオット」を配備している。